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2013-02-05

某ブログからのダイジェスト2010/12/20


2010/12/20の記事より





 
ナチュラルな色。


いきなり余談になりますが、
最近タイでも、流行りのオーガニックコットンや自然染めをやっているところがあります。
確かに利点がいっぱいだけど、
でも純粋な100%オーガニックなのか・・・自然素材を使った染物か・・・
と言うと、見た目では判断が難しいのは言うまでもありません。

オーガニックコットンとは、

3年以上合成化学薬剤を使用していない土壌でつくられる綿花でなければ
本当のオーガニックコットンと言わないと言う。

オーガニックコットンを栽培している隣の畑で
化学肥料を使っていたり、農薬を散布していたら、
そのコットンは、隣の畑から汚染を受けるということらしいのだ。

その他、紡績、織布、染色の際に化学処理しない加工・・・諸々と
一般の化学薬品を用いるコットンの糸が出来上がるまでの工程とかなりの違いがある。

と説明は尽きないのでこの辺にして・・・。


大きなスケールで考えても
人間に優しいとか、環境に優しいとか、そういう次元で考えるなら
オーガニックの方が良いというのは分かっている。
色について言うなら・・・その天然色はとても素敵だと思う。

しかし私は普段、
オーガニックコットンを使っているわけではないので
大きいことは言わない。
でも人間のエゴを含んで作られている一般のコットンを
責めるつもりもない。


一方、化学薬品に頼ってつくられている一般のコットンも、リネンも。
機械で紡いで織られる。手で紡いで織られる。

どちらも中身は一緒の綿花である。(多少製造過程の違いはあるけど)

私は、手織りの風合いも
機械織りのフラットな感じも両方好きなのである。


上の写真は、
手織りもある。機械織りもある。
コットンもあるし、麻もある。


染めていない「ナチュラルな色」
自然の色・・・。


そこに使い古して付いた汚れやシミみたいな色が加わっている。
こういうのもナチュラルな色だなって思う。

私はこういう色に興味がある。

オーガニックな本物の天然の色にも興味はあるけれど
天然でも出せないような・・・
 
生活の色。
時間が染み込んだ色。
 
そういうナチュラルさを感じる色が好きなのかもしれない。
 





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